So, what's next?

さて、次は何をしようか？

自分のことについて長い文章で書くことをなるべく避けてきましたが、このタイミングで過去を振り返ってこの後のことも少しことばにしておきたいと思ったので、柄にもなくこの文章を書き始めてしまいました。
個人的な振り返りと今後のことについてだらだらと書いているのであまりたのしくないかもしれませんがお許しいただけますと幸いです。

お急ぎの方・今後のことだけ知りたい方は So What's next? という見出しから読んでいただければと思います。

Who am I?#

こんな文章に到達している人には私のことを知っている人が多いと思いますが、22歳のごく一般的なWebフロントエンドエンジニアです。

Webフロントエンドをメインにしてはいますが、バックエンドも触ることはありますし、パブリッククラウドでのインフラ設計とか構築もやります。エンジニアがやりそうなことはなんでもやります。
最近は改めてiOSとかAndroidのネイティブアプリ開発もやりたいなと思って触り直したり、UIデザインとか配色についても勉強したいなーと思っています。

趣味は音楽聴いたりとか、歌ったりとか、楽器弾いたりとかの音楽系のことが好きです。
現地のライブが特にすごく好きで月に一、二回行きたいと思いつつ、北海道住みなのであんまり近場でライブがなくて泣きながら月一ぐらいで東京に行く生活をしています。（幸祜のライブ PLAYERⅢに落ちた直後ぐらいに書いているのでリアルに泣いています）

こういう内容は About me とかで書くべきなんだろうなーと思いつつ、About meを書く前にこれを書いているので仕方ないということにしておきます。

A Look back#

一番初めにプログラミングというものに触れたのは小学生のころで、叔父といっしょにHTMLを書いていたのが最初です。
HTMLがプログラミングなのかの議論は置いておいて、幼少期からパソコンに触れる機会があり、その様子を見た叔父が「ホームページがどうできてるか興味ないか？」と言ってくれ、その頃に叔父が運用していたホームページを代わりに書かせてもらったのが最初です。

小学６年とか中学１年とかの頃だったので、もう10年以上前の話ですね。HTML 4.01 Transitionalとか書いていたのが懐かしいです。
配布されてるサンプルコードを読み漁って知識を付けていたりしていたので、すでに書かれている動くコードを読みながらドキュメントや本を補助的に使って学んでいくと言うスタイルはその頃から変わっていないなと思います。

その後、Minecraftにはまりそのサーバーを運用するためにプラグインを書いたり、そのサーバーのWebsiteを作ったりといったことをやっていました

銃火器をバニラでも扱えるようにして戦えるサーバーを運用していたのが一番楽しかったなと思います。エフェクトで弾を表現していたので弾道落下や弾速を表現できるようにしたり、ただのブロックじゃない階段や柵などの特殊な見た目をしているブロックのあたり判定を変えたりなどいろいろとおもしろそうなものを考えてはつくると言うことをしていました。
当時はJavaでSpigotで動くプラグインを書いたのでNullPointerExceptionに苦しめられていましたが、途中からKotlinが出てきて書きやすさやNull周りの取り回しが楽になって感動して、Pluginを書き直したりWebサーバーをKtorで書いていたりしました。
Kotlinは今でも好きな言語の一つで、習熟度的にはもう離れて久しいのでついて行けていない気しかしませんが、今後も使っていきたいと思える言語です。

インフラだったりGit、CIやPackage Managerなどのツールに触れたのも、このサーバー運用を複数人で行っていたので必要に迫られて触れるようになり、それが今のエンジニアとしての基礎になっていると思います。

そんな感じで好き勝手にプログラミングをしていたらいつの間にか進路が工業・情報系に決まり、高専に入学していました。

高専に入学してからはプログラミングだったり計算機工学などの情報系の勉強を学校でするかと思いきや、学校の授業は電気情報工学科という名前なのにもかかわらず電気系を占める割合が特に低学年では異常なほどに高く、プログラミングは自分でやるしかないという状況になりました。
それでもプログラミングをやめることはなく、学校の授業以外でプログラミングをすることが多くなりました。
マイクラサーバーの運用もこの頃には終わっていたので、最初に触れていたHTMLやCSS、JavaScriptを使ってWebサイトを作ったり、Vue.jsやNuxt.jsに触れたり、firebaseを使ったのも高専に入学してからでした。

Come across OSS & Civictech#

そんなこんなでプログラミングを個人でやりながら、高専の勉強に励みつつコンビニバイトをしていたら、とある出来事が起こりました。

そう、2020年のコロナ禍です。

コロナ禍で学校が休講になったり、オンライン授業になったり。そんな中、家で引きこもりながらTwitterのタイムラインを上から下にスワイプする日々を送っていたら、とあるツイートが流れてきました。

GitHubで昨日くらいから始まったとあるプロジェクト用にイラスト描きました。世界中で猛威を奮うあいつを地球外にかっ飛ばしたい。 #COVID19 #北海道コロナ #JUST道IT https://t.co/QepDnWW44z pic.twitter.com/KWU67ZbPvi

— LITTLEKIT (@LITTLEKIT) March 6, 2020

このツイートのイラストが目を引き、その引用元のツイート（現在は見えないので確か...ですが）で、GitHubで何か北海道のコロナウィルス情報を扱うプロジェクトが始まったということを知りました。
私がGitHubで見たタイミングは東京都版をほぼForkした直後ぐらいで、データを北海道のものに載せ替えて表現を北海道に合わせていく作業を進めているタイミングだったかなと思います。

GitHubを見た感じ、Vue & Nuxt.jsで書かれていてそれらは触ったことがありましたし、ずっと家に居て暇していて「何か出来ることあったらなぁ」と思っていたところだったので、勢いで Code for Sapporo の Slack に参加してなにか出来ることを探すことにしました。

幸いすでに方向性とかやらなくてはいけないことはある程度見えていてissue化されていたので、私も取れそうなissueを勝手に持って行きながらリリースに向かっていきました。
リリースまでの数日間は寝ずにやってやるぞという気持ちになるぐらいには楽しく、高揚感を感じていたのを今でも覚えています。

リリース直後、Twitter上でたくさんの反応をいただいたり、メディアに取り上げてもらったりしてかなりうれしかったのと、コロナというものへの人々の関心の強さをひしひしと感じていました。

その後は北海道版をクローズまでメンテナンスしながら独自進化（グラフの表示範囲スライダー実装とか？）をさせつつ、北海道版の開発の中で見つかったバグや改善などをForkもとの東京都版にPRを出したり、岡山県版など他県版のForkの運用を手伝ったりしていました。

これが私がOSSとCivictechに触れたきっかけで、一つの転換点だったように思います。

東京都版の運用元だった Code for Japan がやっている Civic Tech Live! や Social Hack Day に参加したり、CfJでインターンをさせていただいたりしていました。
インターン期間にはCivictech Challenge Cupという学生向けのコンテストの立ち上げと企画と運営をさせていただいたり、Code for Japan Summitの当日スタッフやHackdayなどのイベント運営をさせていただいて、学生時代であんまり経験することが無いだろうイベント運営だったり立ち上げの経験が出来たことはすごく大きかったなと思っています。

ここ1,2年ぐらいは仕事が忙しかったこともあり、なかなかCivictechの活動に参加することが出来て居ませんでしたが、これからも余裕あるタイミングでゆるく関わっていけたらと思います。

Where I am Now#

今の会社は社長から直接誘っていただいて、約4年前に業務委託としてご一緒することになりました。
Webの技術を使って配信をサポートするという当時の関心領域（Webと映像配信）にかなり近いことをやろうとしていたことと、やろうとしていたOBSのブラウザソースで配信画面を構成出来るようにするという技術的な挑戦・面白さを感じたのが一番の理由でした。

2022年の始めに時計だけの機能でCBTを、その後に画像・動画機能を追加して2022年夏に正式リリースして以来、テキストやコメント欄、カウンター機能など、配信で使うような機能の追加をしてきました。
また、配信素材を売り買い出来るスコマドや、おたより募集ができるtobasoなどもリリースしてきました。

すべてのサービスのフロントエンドのコードの大部分を書いていたり、スコラボの仕組み上、ほぼすべての機能でCSSを使ってデザインを表現する（各機能ごとに共通のコンポーネントがあり、それに対してCSSを当てることで様々なデザインを提供している）ので頭を使いながらデザイナーさんのつくってくれた素敵なデザインをそのままに、カスタマイズ性を持たせてあげたり、どんなサイズで表示してもきれいに表示出来るように調整したりみたいなことを主にやっていました。

リリース直後や新機能追加直後とかは実際に配信で使われて、動いているのを見るとうれしいとこわい（サービスが落ちたりバグる = 配信画面がおかしくなるなので）という相反する２つの感情が入り交じって大変でした。
サービスに障害が起こってもなるべくユーザーの配信画面を壊さないようにしたいのでいろいろと策を仕込んでいて、今のところ表示済みの配信画面が急に壊れるみたいなことは起こってないかなという風に思います。（若干反映が遅れるとかコメントが流れないとかはあったかもしれませんが）

あとは、インフラエンジニアなんて居ないのでインフラ設計や保守、ちょっとした情シス的な立ち回りとか、あんまり多くなかったですがサービスと直には関係しないAPIとかを書いたりとかもしてました。

スコラボ・スコマド、それからおたより募集ができるサービスとしてのtobasoの開発と提供はとても大変で、でも楽しく、面白くて、いろいろなことを考えながら自分自身も心の底からつくりたいと思えるプロダクトを作れていたので、とても幸せな時間でした。

そんな今の会社ですが、2025年の3月末で退職することにしました。

ここ数ヶ月、個人的に好きではない感じの機能を提供することになり、信念に反していて自分の心情的に良い気持ちでサービスの開発ができないような状況になっていたり、プロダクトに強い愛を持てなくなってしまっていたりとかの個人的な理由と、会社側の考えなどいろいろな理由が重なってこのタイミングで退職ということになりました。
こういう開けた場で洗いざらい書くのもあまり好きではないので、詳細はぜひご飯など誘っていただければなと思いますが、4年ある意味ずっと走り続けていたので疲れてしまったというのもあるかなーとも思っています。

常に技術力が試され、考えなきゃいけないこともやらなきゃいけないことも多岐にわたっていたり、なんちゃってなレベルですがマネジメントも少しさせていただいたりと、すごく学びも多く良い経験だったなと思います。

So, What's next?#

さて、次は何をしようか？

とりあえず、しばらくは休みます。と言いたいところではあるんですが、そうもいかないんですよね。
数ヶ月ならまぁ休んでも全然問題ないんですが、生活するのにお金稼がないといけないですし、何より多分働いてないと落ち着かないのでね...

ただ、去年の一月頃に左耳の聴力を一時的に完全に失っていて、ストレスとか生活とかが原因だと思われるって言われてしまったので、無理せずに行こうと思います。
正直片耳の聴力が無いと気持ち悪いし、めまいがするしでまともに働けないですし、大好きだった音楽が大っ嫌いになりそうだったので二度となりたくないですね。

めちゃめちゃに余談ですが、皆さんは必ずライブで爆音聞く時は耳栓をして、何かおかしいなぁと思ったらすぐに耳鼻科に行くことをお勧めします。

次の会社は決まっていて、2025年4月から新しい会社で働くことになります。
ずっと興味があって、個人開発とかでは触ってきた業界に飛び込もうと思っています。

エンタメ系とは本業としてはいったんおさらばして、実世界にかなり近いところへっていう感じでしょうか？

前職も今の会社もどちらも完全にフルリモートで、すごくありがたい環境ではあったんですが出社がなかなか難しい環境だったので、逆に出社多めで時々テレワークという環境で働きたいなーと思っていたのと、カルチャーとか、関心領域とか、いろんな会社のお話をお伺いしつつ、いろいろ考えて札幌にオフィスがある会社に転職という感じです。

エンタメ関係から完全に離れるかと言われるとそうではなく、実は数年前に親友といっしょに会社を立ち上げていて、そちらの方でエンタメ系のことをやっていこうと思っています。
WebRTCとか配信とかそういうことには興味もありますし、検証だけして形にしてこなかったものとかもいろいろあるので、それを形にしたりしようかなって思っています。
なにか面白そうなお仕事とかがあればぜひお声がけいただければなと思います。お手伝いできることがどんなことあるか話しながら考えられればなと！（特にライブ関係の面白いお仕事があれば...なんて...）

どれぐらい仕事が忙しいか、個人開発とかの時間をとれるか未知数ではあるんですが、ここ数年は個人開発とかOSSへのコントリビュートとかをあまりしていなかったので少しずつでもやっていけたらなと思っています。

Kartore という名前で始めてた Maplibre の地図スタイルエディタも、周辺のコンポーネントとか Feature Flag 管理ツールとかだけができていって、本来のスタイルエディタができあがらないサグラダファミリア状態になり始めているのでどこかで本腰入れて使えるようにしたいなと。
最近 hono.js 周りを触っているのもすごく楽しいので honox の WebSite 含め、何かコントリビュートできたらなーとも思って居ます。

あとは、最初のほうにかきましたが、ライブに行ったり、イベントに行ったりをストレス発散じゃなく純粋なお楽しみで行けるようになりそうなのと、せっかくこのWebSiteをつくったのでイベントレポを書いていきたいなと思います。

というわけで長々と書いてきましたが、まとめると

• 2025年3月末で今の会社は退職して、4月からは別な会社で面白いことやっていきます
• 立ち上げた会社とか個人へのエンタメ系のお仕事のお誘いなどはすごくうれしいのでお気軽にお声がけください
• OSSや個人開発をやっていくのと、ライブやイベントに行ったりしてみてイベントレポを書いていこうと思います

という話でした！

呑みに行くのとか大好きなので、お気軽に声かけてもらえたらめっちゃ喜びます！

またね！